前述したように太陽光は当たり前であるがすべての可視光線を含んでいるそれでは太陽光と同じ波長を出す光源があればすべての治療に使えそうな気がします。事実そのような事を目指して作られた機器もあります。

しかし波長の種類によっては相反する作用を持った物も存在します。事実ほとんどの植物が緑なのは緑色の光を反射しているから緑に見えるのであってその植物は緑色の光線を必要としないのです。

実際に葉緑素のが吸収する波長は青色の400nm~500nmと赤色の600nm~700nmの領域であって緑色ではありません。

むしろ緑色の色はその植物にとって必要のない色であるので反射して緑色に見えているのです。

例えば治療に使うのであればその特定の治療効果がある波長の光だけを取り出した方が効率が良いわけです。

またLED光以外の光源は発熱があります。発熱によって植物がしおれたり動物や人間がやけどしたり機械が壊れてしまう危険があるですがLED光はそれが少ないのです。

それが少ないというのは実はLED光も発熱するからで発する光自体が近赤外線領域でない限り光自体には温熱作用はありませんが回路自体は発熱するからです。

なぜLEDが色々な分野に使われていれはじめているかというと前述したようにその光の波長が通常の光源よりも偏っているからです。

電磁波の波長によっその効果が違う事が判っています。波長が違うと効果が違うためにあまり光源の波長の幅が広いとお互いの波長の効果を相殺さてしまう場合もあるためにある程度波長の幅が絞られていた方が都合が良い場合もあります。

実際に植物の生育には照明用のLEDでは発育用LEDに比べて生育は悪くなります。